♪駅員カフェがある駅といえば、小田急・新宿駅。

♪駅員さんが目の前を通る風景を楽しみながら、おいしいコーヒーをどうぞ。

さて、そんな小田急・新宿駅。

よく晴れた黄金連休のはじまり、今日はお子さん連れでいっぱいでした。

真っ白でかっこいいボディーのVSEをバックに、乳母車の親子連れがたくさん、写真を撮っています。

と、そのとき

カメラを抱えた若い母親が、通りがかった駅員に何かを言った。

 ああ、

  この母親も駅員マニアで、

   駅員の写真を撮ろうとしているのか・・・

  息子と一緒に被写体になってくださいませんか、

    などと言ってるのか・・・

      母親のくせに積極的だな・・・・

などと思って、わたしの温度は上昇中、アイスコーヒーのストローをかんでいたが

それはそうではなくて、駅員さんにシャッターを押してもらおうという

ことのようだった・・・・

が、それだけではなくて

なんと、

母親は交渉の末、

その駅員がかぶっていた帽子を

ゲット! 

ゲット!

その場ですっと 脱いでもらって 

ああ、ゲット!!

そしてそれを

自分の幼児の頭にかぶせて

ハイ チーズ!!!

被写体になっているではないか!

   小田急の 駅員が 今の今までかぶっていた 帽子・・・・

 その帽子からは確かに湯気が立ち上っている・・・・

 そしてその帽子からは不自然なかたちの虹まで立ち上っている・・・・

 ああ そうだろう、何しろそれは駅員が1秒前までかぶっていた帽子だ・・・

 かすかな髪の汗の香りや、なんともいえない温度を、その帽子から

 わたしは感じていた・・・・

 それは一部なのだ、駅員というものをそこに詰めて、動いていた最中の、そのものは、すでに身体の一部であるのだ、もう、ものじゃない・・・・

 だからそんなにも、誰もがあがめる・・・・。

 それにしても幼児を抱えた母親というのはどうしてあんなに図々しいのだ

 みえないのか

 その帽子にはまだ駅員の身体の一部が残っているじゃないか

 ああ、駅員と帽子は分離不能であるから

 幼児にいくらその帽子をかぶせたところで

 幼児が駅員になるわけではないのに

 ああVSEをバックに

 ハイチーズ!の前に・・・

 その前に幼児がなぜか泣き出した

 けっきょく帽子はお返ししますということになったようだ

 駅員の帽子に

 よほどすごい何かが残っていたのだろう

 そうだよ 本物はとても

 危険